2017.3.7 記録更新!勝浦史上最大の本マグロを落札

2016.1.26 勝浦史上歴代最大の本マグロを落札。

2015年4月9日 411kgのクロマグロ(本マグロ)

だからマグロはスーパーフィッシュ!!

東京築地の市場には沢山の魚が毎日取引されていますが、その中である種類の魚だけ特別扱いをされています。

その魚とは、マグロ。

中でもクロマグロ(本マグロ)は完全に別格扱いです。


なぜマグロが数ある魚の中で別格扱いなのか?

 

日本人がマグロ好きだから?だけではない、マグロのスーパーフィッシュぶりがありますので、少し紹介したいと思います。

 

マグロは他の魚と違って、エラをパクパクさせません。というかエラには筋肉が無くて、エラが動きません。

 

どうやって呼吸(海水中の酸素をエラから吸収しているのか)しているのか?と言いますと口を開けて、絶えず泳いで前進することによって、エラに海水を通して呼吸するのです。

 

つまり、泳がない→前進しない→エラに海水通らない→呼吸できない→生きてはいけない=死んでしまうのです。

 

マグロは生まれてから死ぬまで、一生泳ぎ続けなければならない宿命を背負っているのです。


⇒マグロは一生泳ぎ続ける


そんなマグロの一生を見てみましょう。こちらが、クロマグロの成長グラフです。

 

人間も母子手帳の一ページにこのような身長・体重のグラフがあるので、皆さんも一度はご覧になったことがあるのではないかと思います。このグラフ。人間の一生を想像した場合、少し違いがあるのにお気づきではないでしょうか?

 

人間は、例えば70歳80歳になったときに、若いころに比べて身長・体重ともに大きくなっているか?と思うと答えはNOですが、何とマグロは、年を追うごとに成長し続けるのです。

毎年毎年確実に身長・体重が成長し続けます。

私たちのお店で扱う体重300キロ級のクロマグロは年齢20歳という具合です。

 

 

2015年4月に那智勝浦で身長267センチ、体重411キロのマグロの水揚がありました。

このグラフからしますと、その年齢は30歳くらいなのでしょうか?

 

実はクロマグロの生態は未解明の部分が多く、いったい何歳が寿命なのかも良くわかっていません。

 

⇒マグロは死ぬまで成長を続ける

(そして死に際は誰にも見せない)

 

次に泳ぐスピードです。

マグロ研究者の研究論文によると、「マグロの泳ぐスピードは身長に比例する」とあります。

マグロは大きな尾を左右に振って泳ぎますが、その泳ぎのスピードは左右に振る尾までの距離の長さ=身長に比例するというのです。前述の年を追うごとに身長・体重が増えると重ねて考えますと、マグロは、年を追うごとに泳ぐスピードがアップするということになります。

「若い奴には泳ぐスピードは負けない」、 というわけです。

 

⇒マグロは年を重ねるほどに速く泳げる

 


続いて体温です。

哺乳類は「恒温動物」で、爬虫類や両生類は「変温動物」と言うことを習ったと思います。

魚は恒温動物でしょうか?変温動物でしょうか?

実は大多数の魚は変温動物で、周囲の海水の温度に影響されて、例えば海水が冷たくなると動きが鈍くなるということが生じます。それぞれの適温の環境に住処を変えていくのも、この理由のようです。

しかし、マグロやカジキは、周囲の海水温度に左右されず、自らの体温を一定に保持するメカニズムを持っているのです。

奇網(きもう)という組織で、動脈と静脈とは別にもう一つの流れを体内に持っていて、筋肉の運動によって暖められた血液を体中にめぐらせることで、体温を一定に保ちます。

実際に、海水温5度の冷たい海でも、海水温20度の暖かい海でも、マグロの体温はおおむね25度前後というデータを見つけました。

これは2014年5月に訪れた世界最高峰のマグロ研究機関であるアメリカ・カリフォルニア州のモントレー・ツナ・リサーチセンターの内部に掲示してあった研究資料を写真に撮影してきたものですが、海洋のマグロに特殊な測定器をつけてその動き(水深、水温、体温)を記録していたものです。


マグロは哺乳類と同じように「恒温動物」なのです。

だから太平洋狭しと寒い海、暖かい海と泳ぎ回ることが出来るのです。

 

★マグロは寒い海でも体温25度をキープ出来る

 

最後に漁師さんから聞いたこんなお話をお伝えしたいと思います。

「マグロが死んでいるのを海では見たことが無い」と言う話です。

人間のように体温を持ち、一生生きるために懸命に泳ぎ続け、若い奴には絶対負けない運動能力を持ち続け、そして死に際は誰にも見せない。死ぬ直前が一番運動能力が高い状態。そんな生き様がマグロの一生なのです。

 

マグロの生き様に、格好良さを感じてしまうのは、私だけではないのではないでしょうか?

 

 

マグロの種類


クロマグロ(本マグロ) Blue fin tuna


メバチ(メバチマグロ) Big eye tuna


ビンチョウ(ビンナガ) Albacore

※ ビンチョウの中に、もちビンチョウ が含まれます。